高橋 絵里香

●略歴
2001年 東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了
2009年 東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学
2011年 博士号取得 博士(学術)
2013年 千葉大学文学部着任

●研究テーマ・研究対象

2001年からフィンランド南西部の群島地域を調査地とし、社会福祉、特に高齢者福祉や老い、家族介護を主な研究テーマとする。博士論文では独居高 齢者に対する支援を中心に、福祉制度と地域社会の関係についての研究を行いました。  最近は行政・第三セクターによる家族介護支援の研究を進めています。

●文化人類学を研究するきっかけ

学部の卒業論文では、台東区谷中地区に暮らす高齢者の治療行為について研究し、そこから福祉や老いに興味を持つようになりました。修士論文ではアメリカの ナーシングホーム民族誌を分析しました。その後は福祉国家の人類学的研究をめざし、フィンランドを調査地として選択、現在の研究に至ります。

●研究で印象に残ったこと

フィンランドの冬をよく思い出します。海が少しずつ凍っていき、夜が長くなっていって、冬が来る。
毎日が薄暗いのですが、たまにいい天気の日があって、そうすると放射冷却で冷え込んで木々の枝の
先まで真っ白に凍りつきます。そういう日は家にこもっていた人々が外に出てきて、凍った海の上で
釣りをしていました。

●人類学未修学者へのおすすめの本

浜本満、浜本まり子、『人類学のコモンセンス―文化人類学入門』、1994年、学術図書出版社

中島らも、『ガダラの豚』シリーズ、1996年、集英社

アーシュラ・K・ル・グィン、『闇の左手』、1978年、早川書房

●人類学をこれから学びたい人へのメッセージ
とても幅の広い学問なので、普段から色々なことに興味を持って自分の中の引き出しを増やすように
すると良いと思います。

●業績一覧

http://researchmap.jp/read0134931/

※学生によるインタビューに基づく記述