メンバー紹介

博士課程

佐藤 航也(さとう こうや)

櫻井一江(さくらい かずえ)

修士課程

杉山 仁木(すぎやま にき)

張 云霄(ちょう うんしょう)

王 思凱(おう しかい)

SUYA(そや)

劉 瀟瀟(りゅう しょうしょう)

富田 悠里(とみた ゆり)

AHMET MELIK BAŞ (あふめっと めりき ばしゅ)

2019年度修了生

博士課程

立神 作造(たてがみ さくぞう)

修士課程

西坂 季恵(にしざか きえ)

2018年度修了生

博士課程

Nazalia Kurnia Dewi(なざりあ くるにあ でゔぃ)

矢野 裕之(やの ひろゆき)

修士課程

黄 瓊傑(こう けいけつ)

研究内容(五十音順)

博士課程

佐藤 航也(さとう こうや)

研究テーマ:スウェーデンにおける重度心身障がい者の社会的包摂をめぐる「個人」としての社会的地位と日常的実践の研究

調査地:スウェーデン南東部の町 リンショーピン市

研究対象:重度心身障害者と周囲の人々

研究内容:自己決定・自立が尊重される北欧社会において、重度心身障がい者がいかに個人として社会的に包摂されるかをスウェーデン リンショーピン市のグループホームと自立生活における日常的実践についての参与観察によって、明らかにしようとしている。既存の障がいの概念や個人の概念を批判てきに検討をすることを目指す。

文化人類学を学ぶようになったきっかけ:学部生一年の時に、文化人類学の授業を受けて、アマゾンに暮らす人たちの世界観が自分と大きく異なるのを知ることができる機会をきっかけとして、文化人類学を選びました

文化人類学の魅力:見聞が広げられる

出身地:東京

趣味:時代小説を読んだり、散歩をしたり、ピアノを弾いたりすること

櫻井一江(さくらい かずえ)

研究テーマ:人工透析医療における人間と非人間の存在と関係について

調査地:日本 (今後は海外にも広げたい)

研究対象: 人工透析医療に携わる医療者と利用者、医療機器や技術の開発・製造・販売に携わる人々、透析機器、医療技術、統計データ、数値、電気、水、光等

研究内容: 日本の人工透析医療を成り立たせているモノの存在と人間の関係に着目し、今後も浸透する機械やテクノロジー、人工物や自然などの非人間と、どのように向き合い、病気や治療を扱いながら、人間が生きるのか?医療における専門性や統治性を問い直しつつ、「生」の在り方を探求する。

文化人類学を学ぶようになったきっかけ: 一番最初に「文化人類学」という言葉を聞いたのは、確か?看護学生時代の看護理論の授業でマデリン・M・レイニンガーの理論を勉強した時。しかし、臨床現場では思い出す事も殆どなく、月日が経ち、いつもの間にか、「今の日本の医療」と「医療者である私」としての思考法で世界を見ているのでは?という疑念と悲嘆、苦悩に遭遇した。様々な先生方のもとで学びながら、今の医療と自分の限界に挑戦したい。

文化人類学の魅力: 色々な人、モノ、出来事等の出会いを通して、人間を成長させ、生活や人生を豊かにしてくれる学問だと思う。是非、一度、自分の興味の分野にある民族誌などを読んでほしい。(義務教育課程でも学べるといいのに、とも思う)

出身地:茨城県

趣味: 愛犬と戯れる事、旅行、音楽、郷土料理、歴史や昔話など

修士課程

杉山 仁木(すぎやま にき)

研究テーマ:アイスランドの医療と福祉について

調査地:アイスランド

研究対象:アイスランドの介護施設の職員や利用者、施設外部のケアや医療に関する研究をしている人々

研究内容:地理的要因や人口といった観点から興味深いアイスランドにおいて、介護施設に関係する人々や、ケアや医療の研究者にインタビューと参与観察を行うことにより、アイスランドの医療と福祉の現状を把握する。

文化人類学を学ぶようになったきっかけ:学部1年で始めた飲食店でのアルバイトで野菜を多く扱い、文化人類学専修には食文化に関して研究する教員もいることから当時食に関して興味を持ち、勉強したいと思ったから。

文化人類学の魅力:抽象的な話も対象の人々の生活や言葉が根拠となって主張されているので、現実と理論の距離が近く、突飛な主張に思えても実はそれなりの根拠があるところ。また、逆にその抽象的な理論が普段の生活の中にどのように存在しているのか考えることも面白い。

出身地:静岡県

趣味:版画

張 云霄(ちょう うんしょう)

研究テーマ:農業戸籍から非農業戸籍に転入後、土地を失った高齢者の年金問題について

概要:農業戸籍とは、農村で農業に従事している人々に対して与えられている戸籍であるが、都市化に伴い、強制的に農村から都市部に移住させられた人々が、農業戸籍から非農業戸籍へと転籍することになった。その結果、今まで農業によって得ていた収入が失われることになったが当該者たちは高齢であり、学歴もないため、都市での雇用が期待できない。そこで年金が収入として見込まれるが農業戸籍には年金が設定されておらず、また非農業戸籍に設定されている年金を得るためには登録費用が非常に高額であるため、年金を得ることができない高齢者が続出している。そこで、現在、中国で起こっているこういった年金問題をテーマに据えて、研究したいと考えている。

千葉大学に決めたきっかけ:中国の留学生映画に千葉大がよく出てきたことで千葉大学の存在を知り、文学部の説明会に参加した。そこで自身のテーマを説明し、文化人類学講座の高橋絵里香先生を勧められたのがきっかけ。

王 思凱(おう しかい)

研究テーマ:中国における高齢者介護

調査地:蘇州

研究対象:バーチャル老人ホーム(蘇州で始まった自宅で暮らす高齢者に遠隔でサービスを提供する老人ホーム、日本で言う訪問介護サービスの要素を含む)

研究内容:高齢社会に突入している中国の蘇州市にある実体が存在しない、情報化管理を用いた老人ホーム、バーチャル老人ホームを調査して、大きな社会変化を経歴した老人の社会地位を研究する。

文化人類学を選んだきっかけ:学部で近隣の領域である民族心理学を学んでいたこと。また、民族心理学では行わなかったフィールドワーク等の方法に興味を持ったこと。

文化人類学の魅力:フィールドワーク中にいろいろな他者との出会いと、その出会いから未知の他者の民族/社会に深く入るという二つのことは一番魅力的なところである。

出身地:中国・湖北省・荊州市

趣味:世界各地の神話や伝説を読むこと。テレビゲーム。

日本に来て思ったこと:相部屋の寮が基本である中国と比べて部屋がとても広いこと。

suya (そや)

研究テーマ:現代モンゴル人の食生活ー内モンゴル自治区赤峰を事例に〜

調査地:内モンゴル自治区 赤峰市

研究対象:赤峰農家さん

研究内容:現在の内モンゴル自治区のモンゴル人の食生活は地域によって差異があり、いつも言われたり書かれたり遊牧生活を主にしているが、東部地域(ホルチン、赤峰)は遊牧生活ではなく、農耕を主にしていることは明らかである。特に赤峰は穀物ーキビの発祥地であり、現在の赤峰市のモンゴル人はキビから作ったモンゴル・アムを日常主食として食べられて、儀礼用な“道具”としても使われている。本研究は、赤峰市のモンゴル人を研究対象として、普遍的な遊牧民のイメージを多様なモンゴル人ということに明らかにする。

文化人類学を選んだきっかけ:他文化を知りたかった。

文化人類学の魅力:社会に溢れているものごとを、文化人類学で研究できるのが楽しい。

出身:中国 内モンゴル自治区

趣味:ジャズダンス、旅行

日本に来て思ったこと:昼と夜で全く様子が違う。中国は常に賑やかだが、日本は夜になると酔っ払った人がたくさん居て日中との違いに驚いた。

劉 瀟瀟(りゅう しょうしょう)

研究テーマ:ユダヤ人の結婚式における食文化の変遷

調査地:東京及びロンドン

研究対象:ユダヤ人の結婚式における食文化

研究内容:大都市東京在住のイギリス国籍ユダヤ人の結婚式における食文化の実態を調査し、同じく大都市ロンドンにおける結婚式との比較をもとに、ディアスポラ(民族離散)である各ユダヤ民族の結婚式における食文化の実態を比較研究する。

文化人類学を選んだきっかけ:人類婚姻の多様性より、人間社会の文化的多様性を観察できることに惹かれ、文化人類学を専攻した。

文化人類学の魅力:知識そのものを習得するより、物事に対する考え方を、色々な人類学者の文献を読むことより、視野の広い思考法を身につけることに面白さがある。

出身地:中国 北京

趣味:映画鑑賞、旅行、水泳、ドライブー、ベーキング、ワイン

日本に来て思ったこと:中国や中国人に対する不完全な認識により生じている誤解に悲しく思う。一方、来日する前の日本に対するイメージを実際に目で確かめたり、耳にしたモノをそのまま呑み込むのではなく、常にそれらの信憑性を自分自身で確認することが大切さであることを再認識できた。

富田 悠里(とみた ゆり)

研究テーマ:オランダのオルタナティブ教育、特にイエナプランという教育コンセプトについて

調査地:オランダ(予定)

研究対象:オランダのオルタナティブ教育を受ける子どもとその家族、その学校を運営する人々

研究内容:多様な学校教育が行われているオランダにおいて、オルタナティブな教育理念がどのように受容されているかを多角的に検討するとともに「子どもにとって良いこと」という言説のイデオロギーや実践について探求する。

文化人類学を学ぶようになったきっかけ:もともと心理学に興味があり、将来はスクールカウンセラーになりたいと考えていた。しかし、統計学が苦手で困っていたところ、文化人類学基礎の授業を受けて衝撃を受けた。こんなに面白い学問があるのか、自分が知りたかったこと、求めているものをこの学問では実現できそうだ、と直感で感じた。

文化人類学の魅力:今までの偏見や常識を壊していき、「こうあるべき」というのをあまり作ろうとしない点。

出身地:千葉県

Ahmet Melik Baş (あふめっと めりき ばしゅ)

研究テーマ:日本の高齢者ホームレスについて

調査地:東京(上野や秋葉原のインターネットカフェを考えている)

研究対象:日本の高齢者のホームレス(特にネットカフェ難民)

研究内容:まだ決定してはいないが、ネットカフェで高齢者のホームレスはどうやって生きているかについて研究しようと検討している。諸外国、特にトルコやドイツ・イタリアなどに比べて、日本のホームレスは高齢者の割合が高い。その高齢者の割合が高いという問題について老年学(Gerontology)を学びながら研究している。

文化人類学を選んだきっかけ:千葉大学で留学をした時に、文化人類学の先生に会って、自分の研究テーマについて話したことがきっかけ。また、「文化」という言葉はいつも私たちの生活で使っている言葉あるが、「文化」とは何かとよく考えたいと思ったから。そして、老年学については、自分の祖母を介護した経験から、高齢者の抱える課題を研究しようと思ったから。

日本を選んだきっかけ:4年前に、トルコで老年学を勉強していたとき、トルコの大学の先生は日本人であった。そのときの先生に日本のシステムや、老人の生活に興味があって、この先生に日本語と日本について質問したこと。その後観光で日本を訪れた。イタリアでのボランティア活動やドイツでの留学の経験もあるが、最後に日本の千葉大学に留学し、最終的に日本を選んだ。

千葉大を選んだきっかけ:自分の通っていたアクデニズ(akdeniz)大学に案内があったこと、最初に千葉大学に留学したときに教育学部で自分のことを発表する機会があったこと、千葉大学は日本でも名の知れた大学であること、千葉が研究地に近かったこと。

文化人類学の魅力:研究の対象としている分野や範囲が広いことや、研究に対するアプローチの方法がたくさんあること。

出身地:トルコ・アンタルヤ(Antalya)、海がきれいな観光名所

趣味:美術館に行くこと。観葉植物を育てること。特にサボテンが好き。

日本に来て思ったこと:日本の学生が、トルコの学生が勉強だけを重点的に頑張っているのに対して、勉強・サークル(部活)・バイトの3つに時間をかけて、とても忙しそうにしていることに驚いた。

日本で行ってみたいところ:小笠原諸島。アメリカによる統治時代の文化と現在の日本の文化がある中で、人々がどのように生活しているのか知りたいから。また、24時間も船に乗ることに興味があるから。

学部生へのメッセージ:文化人類学の論文や本を読むためには外国語が不可欠なので、自分のフィールドについて、外国語について、よく勉強をして欲しい。イングリッシュハウスで英語を教えるバイトをしているので、文化人類学でも論文を読むために必要な英語を勉強するために、ぜひイングリッシュハウスに来てください!