文化人類学とは
文化人類学とは、人々の生活様式・言語・習慣・ものの考え方といった個別の文化を詳細に記述し、自文化・他文化と比較しながらその多様性を追究していく学問です。特徴的な研究方法として、研究対象である社会に直接参与し、その文化によって構成される日常生活の中に身を置いて観察・記述する、フィールドワーク(参与観察)という手法が挙げられます。
本専修でも、フィールドワークを重視し、留学や海外研修、現地調査を奨励しています。
授業科目
- 文化人類学諸理論の学習
- 民族誌・地域文化の理解
- 実践的外国語能力の習得(英語・現地語)
- フィールドワーク実習
の4本柱で構成されます。学生はこれらの授業を基礎にして、各自のフィールドワークや文献資料によって卒業論文を作成します。
カリキュラム
非常勤講師の担当科目を含めると、以下の通りです。なお開講科目は年度によって異なります。
- 文化人類学研究法
- 文化人類学調査概説
- 文化人類学原書講読
- 文化人類学概説
- 文化人類学演習
- 文化人類学調査実習
- 民族誌
- ジェンダーの人類学
- 生態人類学
- 生物人類学概説
- 医療人類学
- 開発人類学
- 映像人類学
- 認識人類学
- 宗教人類学
- 経済人類学
- 政治人類学
- 芸能人類学
- 文化変容論
- 地域文化論
このように、理論、方法論を広く学ぶことができるように構成されています。
国際的活動
さらに学部生や大学院生の海外研修、留学、現地調査もおおいに奨励、援助しています。卒業後の進路は官庁・民間企業就職、大学院進学などの他、国際協力の分野で専門家として活躍できる道も開拓しています。たとえば青年海外協力隊には、学部生や大学院生が、卒業後あるいは入学前に多く参加してきました。