※2019年度開講科目
授業内容
文化人類学基礎(1年次必修)
概要:文化人類学の基礎的な内容を学ぶ。
担当講師:小谷真吾、鈴木伸枝、高橋絵里香
開講区分:4-5ターム火曜日1限
文化人類学研究法(2年次必修)
概要:入門書を精読し、発表・議論することによって、文化人類学の基礎的な理論を習得する。
文献:石井美保、中川理、松村圭一郎(編)、2019『文化人類学の思考法』世界思想社。
担当講師:(1-2ターム)高橋絵里香、(4-5ターム)鈴木伸枝
開講区分:日時:1-2ターム火曜日2限、4-5ターム水曜日2限
文化人類学調査概説(2年次必修)
概要:フィールド調査の実践的方法を習得するとともに、人間を相手とする学問の担い手としてふさわしい態度と技量をもつことを目指す。
文献:小田博志、2010『エスノグラフィー入門』春秋社。
菅原和孝、2006『フィールドワークへの挑戦』世界思想社。
日本文化人類学会(監修)、2011『フィールドワーカーズ・ハンドブック』世界思想社。
担当講師:(1-2ターム)小谷真吾、(4-5ターム)高橋絵里香
開講区分:1-2ターム、4-5ターム火曜日3限
(↓文化人類学調査概説 授業で行われたインタビューの様子)
文化人類学原書講読
概要:英語で書かれた人類学・社会学の概説書を読み、議論する。
文献:Suzuki,Hikaru 2014 Death and Dying in Contemporary Japan. Routledge
担当講師:田中大介(非常勤講師)
開講区分:1-2ターム月曜日5限
文化人類学概説
概要:文化人類学の古典的業績を購読する。
文献:①ドーア、1962『都市の日本人』青井和夫、塚本哲人訳。岩波書店。
②スミス、1981『現代日本の祖先祭祀』前山隆訳、御茶の水書房。
③プラース、1985『日本人の生き方』井上俊、杉野目康子訳。岩波書店。
④與那覇潤、2013『日本人はなぜ存在するのか』集英社。
担当講師:田中大介(非常勤講師)
開講区分:1-2ターム月曜日4限
民族誌c
概要:比較的近年に出版された最新の民族誌を読み、それぞれの著作が試みている学問的企てについて検討・理解する。今回は特に家族、生、性、政治という現象に関わる人類学の著作を取り上げる。
担当講師:高橋絵里香
開講区分:1-2ターム月曜日3限
民族誌d
概要:病気とその治療という実践の社会的な性質について、医療人類学の視点から記述した著作を輪読していく。具体的には、日本のうつ治療、ガーナの健康保険、そして19世紀フランスの徘徊自動症についての著作を取り上げる。
担当講師:高橋絵里香
開講区分:4-5ターム月曜日3限
ジェンダーの人類学
概要:文化人類学の視点からジェンダーとセクシュアリティについて考察する。生物学的性差ではない社会関係性や権力関係としてのジェンダー概念に加え、世界の文化における多様なライフスタイルをジェンダーおよびそれ以外の属性に絡めて概観し、また、男性のジェンダーからみた生き方についても分析する。
担当講師:鈴木伸枝
開講区分:1-2ターム水曜日2限
地域文化論
概要 : ネパールのネイティブ・アンソロポロジストであるD.B. ビスタが著した『運命論と開発』を主軸としてネパールの概況について講義し、その上で、日本語で書かれた近年の論文を輪読し、より現代的かつ具体的なネパールの状況、課題および問題について知り、議論する。
担当講師 : 丹羽充(非常勤講師)
開講区分 : 1-2ターム木曜日3限
生態人類学
概要:環境適応と、文化、社会の関係について講義形式で学ぶ。
文献:T.Douglas Price,Ofer Bar-Yosef 2013 The Origins of Agriculture:New Date, New Ideas: An Introduction to Supplement 4 Author(s). Current Anthology
担当講師:小谷真吾
開講区分:1-2ターム金曜日2限
生物人類学演習
概要:自然人類学の主な方法論について実践的に演習を行なっていく。
担当講師:小谷真吾
開講区分:4-5ターム金曜日2限
文化変容論
概要:ラテンアメリカにおける文化の混淆と変容のあり方を、特定の地域における織物や食、祭り、文化遺産などといったテーマから繙き、それぞれがどのように文化のあり様を生み出してきたのか、その過程を重視するとともに、そうした変化がグローバル化している社会や政治経済と、どうつながっているのかを学んでいく。
担当講師:工藤由美(非常勤講師)
開講区分:4-5ターム金曜日1限
芸能人類学
概要:「芸能」というオラリティとリテラシーのせめぎあう場の現代的な様相を捉え、その表現としての可能性を明らかにしていく。
担当講師:小西公大(非常勤講師)
開講区分:後期集中講義
文化人類学演習(3年次必修)
概要:近年の国内外の混沌とした情勢を視野に、1個人、若者、大学生、グローバルな世界を生きる市民などの立場から、シティズンシップという概念に接近する。
担当講師:(1-2ターム)鈴木伸枝、(4-5ターム)小谷真吾
開講区分:1-2ターム、4-5ターム木曜日2限
文化人類学調査実習(3年次必修)
概要:担当教員の指導を受けながら、フィールドワークの計画、実施プロセスを学生自身が体験する。こうした準備活動に基づき夏季休暇中に1週間ほどのフィールドワークを実施する。
担当講師:小谷真吾
開講区分:1-2ターム、4-5ターム水曜日3限、4限
卒業論文特別演習(4年次必修)
概要:卒業論文の完成に向けた具体的指導を行う。
担当講師:小谷真吾、鈴木伸枝、高橋絵里香
開講区分:通年