授業一覧

※2021年度開講科目

授業内容

文化人類学基礎(1年次必修)

概要:文化人類学の基礎的な概説。文化人類学講座の教員全員が順に担当し、文化人類学の研究領域、文化概念、研究方法などに関する講義を行う。

担当講師:小谷真吾、鈴木伸枝、高橋絵里香

開講区分:4-5ターム火曜日1限

文化人類学調査概説a,b(2年次必修)

概要:フィールド調査の方法としての特性を概念的に説明することから始め、手紙の書き方からインフォーマントチェックに至るまでのフィールドワークの実践的進め方を示していく。
後期授業では、フィールド調査の方法としての特性を理解し、文化人類学的調査理論の基礎を身につけることを目的とする。

担当講師:(1-2ターム)小谷真吾、(4-5ターム)高橋絵里香

教科書・参考書:小田博志『エスノグラフィー入門』(春秋社、2010年)菅原和孝『フィールドワークへの挑戦』(世界思想社、2006年)日本文化人類学会監修『フィールドワーカーズ・ハンドブック』(世界思想社、2011年)

開講区分:1-2ターム火曜3限、4-5ターム火曜3限

(↓文化人類学調査概説 授業で行われたインタビューの様子)

文化人類学研究法a,b(2年次必修)

概要:文献講読を通じて、古典的な人類学理論や基本的な用語を学び、人類学の基礎知識の獲得や文献の探索、論文執筆の方法といったアカデミック・スキルの訓練をも行う。
後期授業では、近年の国内外の混沌とした情勢を視野に、1個人、若者、大学生、地域住民、国民、グローバルな世界を生きる者などの立場から、現代的問題の理解を深める内容を取り上げる。

担当講師:(1-2ターム)岡本圭史、(4-5ターム)鈴木伸枝

教科書・参考書:合田濤編『現代社会人類学』(弘文堂、1989年)岸上伸啓編著『はじめて学ぶ文化人類学』(ミネルヴァ書房、2018年)M.J.アドラー、C.V.ドーレン著『本を読む本』外山滋比古、槇未知子訳(講談社学術文庫、1997年)

開講区分:1-2ターム水曜5限、4-5ターム火曜2限

文化人類学演習a,b(3年次必修)

概要:文化人類学専攻3年次学生を対象に、卒業論文のための研究計画作成を指導する。これまでの講義および演習で学んだ視点と知見を生かし、現代の多様な現象に対して文化人類学的な考察を行うための研究計画を立てる。

担当講師:(1-2ターム)鈴木伸枝、(4-5ターム)小谷真吾

開講区分:1-2ターム火曜2限、4-5ターム木曜2限

文化人類学調査実習a,b,c,d(3年次必修)

概要:担当教員の指導を受けながら、フィールドワークの計画、実施プロセスを学生自身が体験する。その上で、夏季休暇期間を中心にフィールドワークを実施する。
後期授業では、担当教員の指導を受けながら、文化人類学調査実習a,bで行ったフィールドワークのデータを整理し、民族誌的記述を行い、調査報告書を作成する。

担当講師:小谷真吾、鈴木伸枝、高橋絵里香

開講区分:1-2ターム水曜3-4限、4-5ターム水曜3-4限

ジェンダーの人類学b

概要:結婚や家族、親族という親密な文化圏における人のつながりのあり方を、ジェンダーの視点から考察する。授業を通し、人の生き方や親密な関係は一つあるいは絶対的のものではないこと、多様な関係性やオルタナティブがあることを学習する。

担当講師:鈴木伸枝

開講区分:1-2ターム水曜2限

民族誌a

概要:「公共」という具体的な個々人の顔や生を匿名化した上で成り立つ視点に異議申し立てをおこなう「ストリート人類学」を主題に、様々な地域や関心領域のもと記述された論集を輪読しながら、個々人の生をいかに創造的に記述することができるか、検討していく。

担当講師:梅村絢美

開講区分:1-2ターム木曜3限

生態人類学b

概要:日本における調査、研究を題材に講義を展開する。生業の多様性、環境問題、人口問題などの問題に関心をもつ学生を歓迎する。

担当講師:小谷真吾

教科書・参考書:秋道智弥、市川光雄、大塚柳太郎編『生態人類学を学ぶ人のために』( 世界思想社、1995年)E. F. Moran, Human Adaptability: An Introduction to Ecological Anthropology (Westview Press, 2000)

開講区分:1-2ターム金曜2限

文化人類学概説b

概要:文化人類学の古典的業績およびその関連文献を講読し、文化人類学の面白さや深さを体感する。

担当講師:蔵本龍介

教科書・参考書:B.マリノフスキ『西太平洋の遠洋航海者:メラネシアのニューギニア諸島における、住民たちの事業と冒険の報告』増田義郎訳(講談社学術文庫、2010年)M.モース『贈与論 他二篇』森山工訳(岩波書店、2014年)

開講区分:1-2ターム金曜3限

文化人類学原書講読b

概要:英語で書かれた人類学・社会学の概説書を講読し、文化・社会人類学およびそれと関連の深い社会学の基礎的なテーマについての理解を深める。

担当講師:蔵本龍介

教科書・参考書:J. Monaghan, Social and Cultural Anthropology: A Very Short Introductions (Oxford University Press Ltd.; 9th版, 2000)S. Bruce Sociology: A Very Short Introduction (Oxford University Press; Revised ed.版, 2000)

開講区分:1-2ターム金曜4限

映像人類学

概要:映像による文化や日常の伝達は、今やスマートホンのアプリで簡単にできるようになったように見える。しかし、自分たちが持つ常識の前提を疑い、覆すような前提や出来事について伝達するときには、映像だけでなく、様々な情報や語り口の工夫が必要となってくる。研究者として制作した映像が、かえって偏見を助長するようなことがあってはならない。そのために必要な人類学的背景を知り、映像の読み方を学ぶ。

担当講師:田沼幸子

開講区分:前期集中

医療人類学a

概要:2000年代の鳥インフルエンザ流行を題材とした民族誌を読み込んでいくことで、現在の世界を再帰的に捉え直していくことを目的とする。まずはケックの『流感世界』を輪読したうえで、2020年に人類学者たちが新型肺炎の感染拡大にともない、リアルタイムで執筆した論考(『現代思想』に収録)を読んでいく。

担当講師:高橋絵里香

教科書・参考書:F.ケック『流感世界:パンデミックは神話か? 』小林徹訳(水声社、2017年)『現代思想 』5月号(2020年)『現代思想 』8月号(2020年)『現代思想 』11月号(2020年)D.ジニス『ジカ熱』奥田若菜、田口陽子訳(水声社、2019年)

開講区分:4-5ターム月曜2限

政治人類学

概要:人類学は、他者の文化/社会について学ぶとともに、自らの文化/社会を批判的に問い直す学問である。この授業では、人類学者であり「アナキズム(無政府主義)」の活動家でもあったデヴィッド・グレーバーの仕事に焦点を当てる。具体的には、まず入門書を通してアナキズムの思想を概観し、その上でデヴィッド・グレーバーの著作を輪読する。

担当講師:丹羽充

教科書・参考書:森元斎『アナキズム入門』(ちくま書房、2017年)D.グレーバー『民主主義の非西洋的起源について:「あいだ」の空間の民主主義』片岡大右訳(以文社、2020年)D.グレーバー『ブルシット・ジョブ――クソどうでもいい仕事の理論』酒井隆史、芳賀達彦、森田和樹訳(岩波書店、2020年)

開講区分:4-5ターム木曜3限

宗教人類学

概要:宗教とは何か。宗教人類学の観点からこの問題を考えることは、いわゆる宗教伝統の正確な理解の一助となるのみならず、より多様な人間社会の諸側面について考える端緒ともなる。本講義では、宗教人類学の学説史と基礎理論を紹介したうえで、様々な宗教現象を糸口に、現代社会の直面する諸問題を考える。

担当講師:岡本圭史

教科書・参考書:脇本平也『宗教学入門』(講談社学術文庫、1997年)

開講区分:4-5ターム金曜3限

生物人類学演習b

概要:人類学は、大きく文化人類学と自然人類学に分かれている。文化人類学を深く理解していくためには、もう一方の自然人類学の知識も不可欠である。本講義では、自然人類学の主な方法論について実践的に演習を行なっていく。具体的には、実際に狩猟採集活動に従事してもらい、その過程を記録することにより、労働生産性などを算出していく。

担当講師:小谷真吾

文献:大塚柳太郎他『人類生態学』(東京大学出版会、2002年)

開講区分:4-5ターム金曜2限

卒業論文特別演習(4年次必修)

概要:卒業論文執筆のための指導を行う。

担当講師:小谷真吾、鈴木伸枝

開講区分:通年