平成29年度の卒業論文修士論文発表会が2月7日(水)に行われました。
学部4年生、修士2年生の方々の研究・調査の集大成となる発表を聞き、2、3年生や文化人類学を専修する予定の1年生からも活発な質疑応答がされるような会となりました。
発表会の後に行われた慰労会では、食事や飲み物が振舞われる中、発表会の振り返りや学年を超えた交流が見られました。
皆さま、お疲れ様でした!
ANTHROPOLOGY IN CHIBA UNIVERSITY
平成29年度の卒業論文修士論文発表会が2月7日(水)に行われました。
学部4年生、修士2年生の方々の研究・調査の集大成となる発表を聞き、2、3年生や文化人類学を専修する予定の1年生からも活発な質疑応答がされるような会となりました。
発表会の後に行われた慰労会では、食事や飲み物が振舞われる中、発表会の振り返りや学年を超えた交流が見られました。
皆さま、お疲れ様でした!
【調査実習の場所】長崎県五島市福江島。主に荒川地区。
【期間】 2017 年 8 月 8 日から 8 月 16 日までの 9 日間
【概要(テーマ)】
全体のテーマは福江島の人びとが漁業、工芸、芸能、宗教、子育てといった様々な実践を、どのように継承され変容しているのかを見ていった。また、個人としてはカトリック教徒、カクレキリシタン、念仏踊り、漁業などのテーマを設定して調査を行った。
【調査地、テーマ決めについて】
テーマを決めてから、調査地を決めた。
今年は3年生が5人と少なかったので、興味があることをもとに各人でテーマを決めた。
テーマに沿った研究ができるか、泊まるところがあるか、交通の便などの点から最終的に全員のテーマに沿った研究が可能な調査地である福江島に決定した。
【事前準備で一番苦労したこと】
本や論文を読んで使えそうな理論を探すこと。予備知識がないもので、当たり前だけど「これを読めば確実!」というのがわからない。ひたすら論文にあたるしかなかったので先が見えなかった。
インタビューで使う質問リストを作ること。どんな質問をすれば何がわかるのか、考えるのが難しかった。
【実習中に印象に残ったこと】
実習開始2日目くらいで、「移動手段がなくても人にお願いすればどうにかなる」っていうのを確信したので、島唯一の公共交通機関であるバスすら停まらないところに乗り込んだこと。行きは宿の人に送ってもらえたんだけど、帰る方法はないまま出発。でもそこで出会った人が車で宿まで送ってくれた。
【インタビューの感想、インフォーマントとの関係づくり】
慣れが大事。最初はうまく言えなかったりしてしまったけど、みんな優しいってことがわかってくると、会話のように話せた。
自分が知りたい、聞きたいという気持ちが先行するとむしろ行き詰まってしまった。逆にうなずいたり相槌打ってるだけでどんどん話をしてくれたから、相手と「よく話す」ことが大切に感じた。
【報告書の作成手順】
報告書の構成は、以下の通り。
・序章(目的と調査概要)
・1章(調査地概要)
・2~6章(一人1章ずつ)
・終章(まとめ)
まず、2~6章でどういうことを書くか、繋がりが自然になるようにどの順番で書くかというシナリオを考えてから、個人で2~6章に取り組んだ。個人の章が完成に近づくと序章、一章、終章を節や項ごとに分担して書いた。どの工程においても先生に何度も校正していただきながらすすめました。
平成28年度の卒業論文発表会が2月10日の13時より行われました!
卒業される四年生の方々が一年以上の時間をかけて、調査・編集をおこなってきた集大成の数々が、先生方や学部2年生3年生が静かに聞く中、緊張感漂う雰囲気で会が進行されました。
発表会の後には慰労会が行われ、ささやかな食事と飲み物とともに発表会の振り返りや和やかな談笑がされていました。みなさま、お疲れ様でした!
2016年8月31日から9月4日にかけ行われた調査実習について報告します。
今回の調査は千葉県南房総市千倉において、農業・漁業・外国人実習生の3つのテーマを班に分かれて行いました。以下は実習を終えた学生にインタビューしたものです。
○調査地、テーマの決め方
みんなでそれぞれ意見を出し合ったのちに、その妥当性を見極めていきました。そのうちにCOC事業に参加してみよう、ということになり、その中から南房総市の千倉に決まりました。
○アポイントの取り方、インフォーマントとのコンタクトの取り方
事前に行われた予備調査で千倉に訪れたときに出会った人や、連絡を取り、返事を頂けた人にインフォーマントになっていただきました。小売店や定食屋に立ち寄った際に現地の人に紹介してもらうこともありました。
○事前準備について
2度の予備調査を踏まえて先行研究のリストを作ったり、質問項目を考えたりしました。宿泊先はギリギリまで見つからず、大変でした。
また、追加調査として、農業班は実習時に撮影できなかった写真を撮影しに行くなど随時行いました。
○実習で印象に残っていること
大変だったことはインフォーマント探しと、調査のためにたくさん歩いたことです。漁業班では早朝の調査のために野宿をしました。外国人実習生の班ではインフォーマントに突撃訪問をして成功したことが印象に残っています。
○インタビューをしてみての感想
とにかく緊張しました。考えてきた質問を会話の流れの中で自然に聞くのが難しかったです。うまく話が伝わらず、なかなか返答を得られないこともありました。
○調査以外での交流
実習にいったみんなでご飯を作るなどして、関係を深めることができました。漁業班はインフォーマントからサザエなどを頂くことができ、みんなで食べました。楽しかったです。
○報告書のまとめ方
インタビューをテープ起こししたもの、実習時に毎日結果をまとめていたものを利用し、まとめていきます。3つのテーマをひとつの理論に基づいて報告書にできれば、と考えています。
__________ありがとうございました。
なお、この実習は「房州千倉のパッチワーク-潮と土に生きる人々の実践-」として調査報告書になっています。
10月14日、多摩川緑地野球場で行われた岡正雄杯野球大会に参加しました。
参加校は五十音順に、神奈川大学、慶應義塾大学、首都大学東京、成城大学、千葉大学、筑波大学、東京大学、一橋大学、明治大学の全9校でした。
この大会は、首都圏の大学で文化人類学を学ぶ学部生、院生によって毎年秋に開催されているものです。
他大学との交流を深める貴重な機会となっております。
昨年度は天気に恵まれずボーリング大会を行いましたが、今年度は絶好の野球日和となりました!
優勝は明治大学。おめでとうございます!
ちなみに千葉大学は明治大学に完敗でした…。
参加・運営に携わってくださった各校の先生方、学部生、院生の皆様、ありがとうございました!